こんにちは、米国クレカ研究所のレオです。
今回は、American Expressが発行するMarriott Bonvoyクレジットカード3枚、Amex Marriott Bonvoy Brilliant・Bevy・Businessを徹底比較します。
「年会費125ドル・250ドル・650ドル、どれを選ぶべき?」「Platinum EliteとGold Eliteの違いは?」「無料宿泊特典の条件は?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、実際にカードを保有し、米国在住者としての実体験と公式情報に基づいて、3枚の違いと選び方を詳しく解説していきます。
各カードの詳細については、Amex Marriott Bonvoy Brilliant 徹底解説・Amex Marriott Bonvoy Bevy 徹底解説・Amex Marriott Bonvoy Business 徹底解説の記事もご覧ください。
本記事は、American Express公式サイトおよびTerms & Conditionsに基づき、実際の利用体験を交えて執筆しています。
Amex Marriottカード3枚とは?
American Expressが発行するMarriott Bonvoyクレジットカードは、個人向けに2種類(Brilliant・Bevy)、ビジネス向けに1種類(Business)の計3種類があります。
年会費125ドルのBusinessから年会費650ドルのBrilliantまで、それぞれ特典が異なり、利用頻度や目的に応じて最適なカードが変わります。
- Amex Marriott Bonvoy Brilliant:年会費650ドル、Platinum Eliteステータス自動付与、年間300ドルダイニングクレジット、無料宿泊特典(最大85,000〜100,000ポイント)、Priority Pass Select
- Amex Marriott Bonvoy Bevy:年会費250ドル、Gold Eliteステータス自動付与、年間15,000ドル利用で無料宿泊特典(最大50,000ポイント)、レストラン・スーパー4倍ポイント
- Amex Marriott Bonvoy Business:年会費125ドル、Gold Eliteステータス自動付与、無料宿泊特典(最大35,000ポイント)、宿泊料金7%割引、ビジネスカード
この記事では、3枚のカードを徹底比較し、あなたに最適な1枚を見つける方法を詳しく解説します。
Chaseが発行するMarriottカードとの比較をお求めの方は、Amex vs Chase Marriottカード徹底比較もご覧ください。
3枚のカード基本情報比較表
まずは、3枚のカードの基本情報を一覧で比較してみましょう。
| 比較項目 | Brilliant | Bevy | Business |
|---|---|---|---|
| 年会費 | 650ドル | 250ドル | 125ドル |
| カードタイプ | 個人カード | 個人カード | ビジネスカード |
| 入会ボーナス | 100,000ポイント ($6,000利用/6か月)※時期により変動 |
85,000ポイント ($5,000利用/3か月)※時期により変動 |
125,000ポイント ($6,000+$3,000利用/6か月)※時期により変動 |
| 自動付与ステータス | Platinum Elite | Gold Elite | Gold Elite |
| エリートナイトクレジット | 年間25泊分 | 年間15泊分 | 年間15泊分 |
| 無料宿泊特典 | 毎年1泊分(最大85,000〜100,000ポイント) | 年間$15,000利用で1泊分(最大50,000ポイント) | 毎年1泊分(最大35,000ポイント) + 年間$60,000利用で追加1泊 |
| 年間クレジット特典 | $300(ダイニング) | なし | なし |
| 宿泊料金割引 | なし | なし | 7% |
| Priority Pass Select | あり | なし | なし |
| Marriott宿泊還元率 | 最大21倍 | 最大18.5倍 + 1,000pt/泊 | 最大18.5倍 |
| レストラン還元率 | 3倍 | 4倍(年間$15,000まで) | 4倍 |
| スーパー還元率 | 2倍 | 4倍(年間$15,000まで) | 2倍 |
| ガソリン還元率 | 2倍 | 2倍 | 4倍 |
| その他購入 | 2倍 | 2倍 | 2倍 |
| 5/24ルール | 対象 | 対象 | 対象外 |
| 海外取引手数料 | なし | なし | なし |
※2026年1月時点の情報です。入会ボーナスは時期により変動するため、申請前に公式サイトで最新オファーをご確認ください。
主な違いは、年会費・自動付与ステータス(Platinum vs Gold)・無料宿泊特典の条件と上限・年間クレジット特典の有無・ボーナスカテゴリです。
年会費と特典の比較
3枚のカードの年会費は、125ドル・250ドル・650ドルと段階的です。
Business(年会費125ドル)
Amex Marriott Bonvoy Businessカードは、3枚のうち最も年会費が低いビジネスカードです。
最大の特典は、Gold Eliteステータス自動付与と宿泊料金7%割引、無料宿泊特典(最大35,000ポイント)です。
ビジネス支出を個人支出から分離管理でき、5/24ルールの対象外のため、過去24か月以内に5枚以上のカードを開設していても申請可能です。
ビジネス経費が多い方には、Amex Marriott Bonvoy Businessに申し込むことで年会費を回収しやすいです。
Bevy(年会費250ドル)
Amex Marriott Bonvoy Bevyカードの年会費は250ドルです。
最大の特典は、Gold Eliteステータス自動付与と年間$15,000利用で無料宿泊特典(最大50,000ポイント)、レストラン・スーパーで4倍ポイント(年間$15,000まで)です。
有料宿泊ごとに1,000ボーナスポイントが付くため、マリオット宿泊が多いほどポイントが貯まりやすくなります。
レストラン・スーパーでの利用が多い方には、Amex Marriott Bonvoy Bevyに申し込むことで高還元を享受できます。
Brilliant(年会費650ドル)
Amex Marriott Bonvoy Brilliantカードの年会費は650ドルで、3枚のうち最も高額です。
特典は、Platinum Eliteステータス自動付与に加え、年間$300ダイニングクレジット・無料宿泊特典(最大85,000ポイント、手持ち15,000ポイント追加で最大100,000ポイントまで利用可能)・Priority Pass Selectが付きます。
実質年会費は$300ダイニングクレジットを差し引くと350ドル相当となり、プラチナエリートのラウンジアクセス・スイートアップグレード・無料朝食などを考えると、マリオットに年間10泊以上する方には十分に回収できる設計です。
最上位ステータスを重視する方には、Amex Marriott Bonvoy Brilliantに申し込むことがおすすめです。
ポイント還元率の比較
3枚ともMarriott系列ホテルでは6倍ポイント、その他はカテゴリにより2〜4倍です。
違いが出るのは、レストラン・スーパー・ガソリンなどのボーナスカテゴリと、Bevyの有料宿泊ボーナス(1泊あたり1,000ポイント)です。
カテゴリ別還元率
| カテゴリ | Brilliant | Bevy | Business |
|---|---|---|---|
| Marriott系列ホテル | 6倍(+ ステータスボーナスで最大21倍) | 6倍 + 1,000pt/泊(+ ステータスで最大18.5倍) | 6倍(+ ステータスボーナスで最大18.5倍) |
| レストラン | 3倍 | 4倍(年間$15,000まで) | 4倍 |
| スーパー | 2倍 | 4倍(年間$15,000まで) | 2倍 |
| ガソリン | 2倍 | 2倍 | 4倍 |
| 航空券(Brilliantのみ) | 3倍 | — | — |
| その他すべての購入 | 2倍 | 2倍 | 2倍 |
レストラン・スーパーでの利用が多い方はBevyが最も高還元、ガソリン・配送サービス・無線電話をよく使う方はBusinessが有利です。
BrilliantはMarriott宿泊時の還元が最大21倍と最も高く、プラチナエリートの50%ボーナスが効いています。
ステータス特典の比較
自動付与ステータスとエリートナイトクレジットに、3枚で差があります。
自動付与ステータス
- Brilliant:Platinum Elite(宿泊ボーナス50%、スイートアップグレード・エグゼクティブラウンジ・無料朝食等)
- Bevy・Business:Gold Elite(宿泊ボーナス25%、部屋アップグレード・ウェルカムアメニティ等)
Platinum Eliteは、Gold Eliteにはないエグゼクティブラウンジアクセスやスイートへのアップグレードが受けられるため、マリオットに頻繁に宿泊する方ほど価値が高まります。
マリオットステータスの詳細は、マリオットステータス完全比較をご覧ください。
エリートナイトクレジット
- Brilliant:年間25泊分
- Bevy・Business:年間15泊分
Platinum Elite取得には通常年間50泊必要ですが、Brilliantなら25泊分がクレジットでカウントされるため、実際に25泊宿泊すれば達成可能です。
チタンエリート(年間75泊必要)を目指す場合、Brilliantなら50泊の実宿泊で75泊にカウントされます。
無料宿泊特典の比較
3枚すべてに無料宿泊特典が付帯しますが、付与条件と上限が異なります。
Brilliant:毎年自動付与・最大85,000〜100,000ポイント
Brilliantの無料宿泊特典は、カード更新時に自動付与され、最大85,000ポイントまでのホテルで利用できます。
手持ちの15,000ポイントを追加することで、最大100,000ポイントまで利用可能です。
リッツ・カールトンやJWマリオットなど高級ブランドでも使いやすく、$500〜$1,000相当の価値になることが多いです。
Bevy:年間$15,000利用で最大50,000ポイント
Bevyの無料宿泊特典は、年間$15,000以上カードを利用した後に1泊分(最大50,000ポイント相当)が付与されます。
Westin・Le Meridien・JW Marriott・Renaissanceなどの中級〜高級ブランドで利用可能で、$300〜$500相当の価値が期待できます。
利用条件を満たす必要がある点は、Boundlessと異なります。
Business:毎年1泊 + 年間$60,000利用で追加1泊・最大35,000ポイント
Businessの無料宿泊特典は、カード更新時に1泊分(最大35,000ポイント)が自動付与されます。
さらに年間$60,000以上カードを利用すると、追加で1泊分(最大35,000ポイント)が付与されます。
Courtyard・Marriott・Sheratonなどの中級ホテルで利用可能で、1泊あたり$200〜$300相当の価値があります。
年間獲得価値のシミュレーション
特典を活用した場合の目安価値を、シンプルに比較します。
Business(年会費125ドル)
| 特典 | 目安価値 |
|---|---|
| 無料宿泊特典(最大35,000ポイント) | $200〜$500 |
| 宿泊料金7%割引(年10泊) | $140 |
| Gold Elite特典(年5泊) | $100〜$300 |
| 合計 | $440〜$940 |
| 年会費 | -$125 |
| 実質価値 | $315〜$815 |
Bevy(年会費250ドル・年間$15,000利用想定)
| 特典 | 目安価値 |
|---|---|
| 無料宿泊特典(最大50,000ポイント) | $300〜$800 |
| 有料宿泊ボーナス(年5泊) | $50〜$100 |
| Gold Elite特典(年5泊) | $100〜$300 |
| レストラン・スーパー4倍(年間$5,000利用) | $100〜$200 |
| 合計 | $550〜$1,400 |
| 年会費 | -$250 |
| 実質価値 | $300〜$1,150 |
Brilliant(年会費650ドル)
| 特典 | 目安価値 |
|---|---|
| 年間$300ダイニングクレジット | $300 |
| 無料宿泊特典(最大85,000〜100,000pt) | $500〜$1,000 |
| Priority Pass Select(年会費相当) | $469 |
| Platinum Elite特典(年10泊) | $400〜$600 |
| 合計 | $1,669〜$2,369 |
| 年会費 | -$650 |
| 実質価値 | $1,019〜$1,719 |
いずれのカードも、特典を適切に活用すれば年会費を上回る価値を得られる設計です。
どれを選ぶべき?判断基準
ライフスタイルと予算に合わせて、次のように選ぶと分かりやすいです。
Businessが向いている人
- ビジネス支出を個人支出から分離管理したい方
- 年会費を抑えたい方(125ドルが上限)
- 宿泊料金7%割引を活用できる方
- 5/24ルールに引っかかっている方(ビジネスカードは対象外)
- ガソリン・レストラン・配送サービスでの利用が多い方
5/24ルールに引っかかっている場合、Businessが唯一のAmex Marriottカードの選択肢となります。
Bevyが向いている人
- レストラン・スーパーでの利用が多い方(4倍ポイント)
- 年間$15,000以上カードを利用できる方
- Gold Eliteステータスで十分な方
- 無料宿泊特典の上限50,000ポイントを活かしたい方
- 個人カードとしてマリオット特典を得たい方
年会費250ドルでGold Eliteと無料宿泊(最大50,000pt)・レストラン・スーパー4倍のバランスが取れたカードです。
Brilliantが向いている人
- マリオットに年間10泊以上宿泊する方
- Platinum Eliteのラウンジ・スイートアップグレード・無料朝食を重視する方
- Priority Pass Selectを活用したい方
- 年間$300のダイニングクレジットを確実に使える方
- 無料宿泊特典で高級ホテルを利用したい方(最大100,000pt)
最上位ステータスとプレミアム特典を求める方にはBrilliantが最適です。
判断の目安(簡易表)
| 基準 | Business | Bevy | Brilliant |
|---|---|---|---|
| 年会費の予算 | 125ドルまで | 250ドルまで | 650ドルまで |
| カードタイプ | ビジネス | 個人 | 個人 |
| 重視するステータス | Goldで十分 | Goldで十分 | Platinumが欲しい |
| 5/24ルール | 引っかかっている | 余裕あり | 余裕あり |
5/24ルールについて
Chaseの5/24ルールでは、過去24か月以内に5枚以上のクレジットカードを開設していると、Chaseカードの審査に通りにくくなります。
Amexの個人カード(Brilliant・Bevy)は5/24ルールの対象となりますが、Chaseほど厳しくはないとされています。
Amex Marriott Bonvoy Businessはビジネスカードのため、5/24ルールの対象外です。
過去24か月以内に5枚以上のカードを開設している方は、Amex Marriott Bonvoy Businessに申し込むことで、Amex Marriottカードを取得できます。
詳しくは、Chase 5/24ルール完全解説をご覧ください。
よくある質問
Q. 3枚のうち、初心者にはどれがおすすめですか?
A. 年会費が最も低いBusiness(125ドル)から始めるか、個人カードならBevy(250ドル)がおすすめです。
マリオットの利用が増え、プラチナエリートやPriority Passを欲しくなったらBrilliantの検討が向いています。
Q. Brilliantの無料宿泊特典に除外日はありますか?
A. 特定の除外日(ブラックアウト日)はありません。平日を含む任意の日に利用可能です。
85,000ポイントまでですが、手持ちの15,000ポイントを追加で使うことで最大100,000ポイントまでのホテルに利用できます。スタンダードルームに空室がある場合に限られます。
Q. Bevyの無料宿泊特典はいつ付与されますか?
A. 年間$15,000のカード利用を達成した後に付与されます。
毎年自動付与ではないため、利用達成が条件です。付与後は有効期間内に使用してください。
Q. BusinessとBevy(またはBrilliant)の両方を持てますか?
A. はい、ビジネスカードと個人カードは別カテゴリーのため、両方保有できます。
例えば、Businessでビジネス経費・宿泊料金割引を活用し、Bevyで個人のレストラン・スーパー利用で4倍ポイントを貯めるといった使い分けが可能です。
Q. AmexとChaseのMarriottカード、両方持てますか?
A. はい、異なる発行会社のMarriottカードは複数保有可能です。
Amex BrilliantとChase Boundlessを同時に保有するなど、特典を組み合わせて活用できます。詳しくはAmex vs Chase Marriottカード徹底比較をご覧ください。
まとめ
Amex Marriott Bonvoyの3枚は、年会費と特典のバランスがはっきり分かれたラインアップです。
Businessは年会費125ドルでビジネス向け・5/24対象外・宿泊料金7%割引が強み、Bevyは年会費250ドルでGold Elite・レストラン・スーパー4倍・無料宿泊(最大50,000pt)がバランス型、Brilliantは年会費650ドルでPlatinum Elite・$300ダイニング・Priority Pass・無料宿泊(最大100,000pt)が最上位向けです。
年間の宿泊数・利用パターン・年会費の予算・5/24ルールの状況に合わせて、自分に合う1枚を選んでください。
入会ボーナスは時期により変動するため、申し込み前に最新オファーを必ずご確認ください。
以上、少しでも参考になれば幸いです。

