Chase IHG One Rewards Premier 徹底解説|年会費$99で毎年無料宿泊が手に入る最強ホテルカード

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こんにちは、米国クレカ研究所のレオです。

今回は、Chase IHG One Rewards Premierカードについて徹底解説します。

「年会費$99は高い?」「毎年の無料宿泊特典はお得?」「Travelerカードとどっちがいい?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、実際の利用体験と公式情報をもとに、このカードのメリット・デメリット、ポイントの貯め方、無料宿泊特典の活用方法まで詳しく解説していきます。

本記事は、米国駐在員として実際にカードを保有した上での実体験と公式情報に基づいて執筆しています。

  1. Chase IHG One Rewards Premierとは?
    1. カード基本情報
  2. 入会ボーナスの価値
    1. 入会ボーナスのおすすめ使い道
  3. 毎年の無料宿泊特典(Anniversary Free Night)
    1. Anniversary Free Nightの詳細
    2. どのホテルに泊まれる?
    3. 年会費回収の計算
  4. ポイント還元率とボーナスカテゴリ
    1. カテゴリ別還元率
    2. IHGホテルで最大26倍の内訳
    3. 日常生活でも超高還元
  5. IHG One Rewardsポイントの使い道
    1. 主な使い道
    2. ポイント価値を最大化する方法
    3. ポイント有効期限
  6. Platinum EliteとDiamond Eliteステータス
    1. Platinum Eliteステータス(自動付与)
    2. Diamond Eliteステータス(年間40,000ドル利用)
  7. 4泊目無料特典の活用方法
    1. 4泊目無料特典の仕組み
    2. 活用例
  8. 年間ボーナス特典
    1. 年間20,000ドル利用で10,000ボーナスポイント
    2. ポイント購入時20%割引
  9. 旅行保険と各種プロテクション
    1. Global Entry / TSA PreCheck / NEXUSクレジット
    2. United Airlines TravelBank Cash
    3. Trip Cancellation & Interruption Insurance(旅行キャンセル・中断保険)
    4. Baggage Delay Insurance(手荷物遅延保険)
    5. Lost Luggage Reimbursement(紛失手荷物補償)
    6. Purchase Protection(購入保護)
    7. 海外取引手数料無料
  10. 他カードとの比較
    1. Chase IHG Premier vs Chase IHG Traveler
    2. どちらを選ぶべき?
    3. 他のホテルカードとの比較
    4. Chase IHG Premierの強み
  11. メリットとデメリット
    1. メリット
    2. デメリット
  12. 審査基準とクレジットスコア
    1. 必要なクレジットスコア
    2. Chase 5/24ルールとは
    3. 審査通過のポイント
  13. こんな人におすすめ
    1. ✅ おすすめできる人
    2. ❌ あまりおすすめできない人
  14. よくある質問
    1. Q. 年会費は本当に回収できますか?
    2. Q. Anniversary Free Nightはいつ付与されますか?
    3. Q. Travelerカードとの大きな違いは何ですか?
    4. Q. 家族カードの年会費はいくらですか?
    5. Q. ポイントの有効期限はありますか?
    6. Q. 4泊目無料特典は毎回使えますか?
    7. Q. Diamond Eliteステータスはどのくらい価値がありますか?
    8. Q. Chase 5/24ルールとは何ですか?
    9. Q. IHGポイントを航空マイルに交換できますか?
    10. Q. 海外旅行保険は自動付帯ですか?
    11. Q. IHGホテルの予約は公式サイトで行う必要がありますか?
  15. 申し込み方法と注意点
    1. 申し込み前の準備
    2. 申し込みの流れ
    3. 申し込み時の注意点
  16. まとめ

Chase IHG One Rewards Premierとは?

Chase IHG One Rewards Premierは、Chase銀行が発行するIHGホテルグループ公式のプレミアムクレジットカードです。

年会費$99で、毎年の無料宿泊特典(Anniversary Free Night)が付帯するため、実質的には年会費以上の価値を得られるカードとして高い人気を誇っています。

InterContinental、Kimpton、Holiday Inn、Crowne Plazaなど、世界6,000以上のIHG系列ホテルでお得に宿泊できます。

カード基本情報

項目内容
発行会社Chase
年会費99ドル
家族カード(追加カード)50ドル
必要クレジットスコアFICO 680以上が目安
入会ボーナス3か月以内に3,000ドル利用で140,000 IHGポイント
主なメリット毎年無料宿泊特典・Platinum Eliteステータス自動付与・高還元率・旅行保険付帯
主なデメリットChase 5/24ルールの対象・年会費がかかる・IHG以外のホテルでは特典なし
海外取引手数料無料

入会ボーナスの価値

Chase IHG One Rewards Premierカードの入会ボーナスは、3か月以内に3,000ドル利用で140,000 IHGポイントです。

IHGポイントの価値は1ポイントあたり約0.5〜0.7セント程度と言われており、140,000ポイントは約700〜980ドル相当の価値があります。

年会費$99を考慮しても、入会ボーナスだけで十分に元が取れる計算になります。

入会ボーナスのおすすめ使い道

140,000ポイントがあれば、以下のような宿泊が可能です。

  • Holiday Inn系列:1泊15,000〜25,000ポイントで5〜9泊
  • Crowne Plaza:1泊30,000〜40,000ポイントで3〜4泊
  • InterContinental:1泊50,000〜70,000ポイントで2〜3泊
  • Kimpton:1泊40,000〜60,000ポイントで2〜3泊

特に、4泊目無料特典を活用すれば、さらにお得に宿泊できます(詳細は後述)。

毎年の無料宿泊特典(Anniversary Free Night)

Chase IHG One Rewards Premierカードの最大の魅力が、毎年のAnniversary Free Night(記念日無料宿泊特典)です。

これは、カード開設日から1年ごとに、最大40,000ポイントまでのIHG系列ホテルで1泊無料宿泊できる特典です。

Anniversary Free Nightの詳細

  • 付与タイミング:カード開設記念日(毎年)
  • 使用可能ホテル:40,000ポイント以下で予約できるIHG系列ホテル
  • 有効期限:付与から12か月間
  • 対象外日:ブラックアウト期間なし(空室があれば予約可能)

どのホテルに泊まれる?

40,000ポイント以下で予約できるホテルの例:

  • Holiday Inn Express:ほぼすべてのロケーション(15,000〜25,000ポイント)
  • Holiday Inn:主要都市含む多数(20,000〜35,000ポイント)
  • Crowne Plaza:一部の都市(30,000〜40,000ポイント)
  • Staybridge Suites:ほぼすべてのロケーション(20,000〜35,000ポイント)
  • Candlewood Suites:ほぼすべてのロケーション(15,000〜30,000ポイント)

私は昨年、ロサンゼルスのHoliday Inn(通常1泊$180程度)に無料宿泊特典を使って宿泊しました。

年会費$99で$180の宿泊が無料になるため、この特典だけで年会費以上の価値があります。

年会費回収の計算

このカードの年会費$99は、複数の特典を組み合わせることで簡単に回収できます。

項目金額
年会費-$99
Anniversary Free Night(平均的な価値)+$150
Global Entry/TSA PreCheckクレジット(4年ごと$120)+$30/年
United TravelBank Cash+$50/年
合計価値+$231/年
実質的なコスト-$132(むしろプラス)

つまり、主要な特典を活用するだけで、年会費を大きく上回る価値を得られます。

さらに、年間$20,000利用すれば$100クレジット+10,000ポイント(約$50〜70相当)も獲得できるため、実質的な価値はさらに高まります。

ポイント還元率とボーナスカテゴリ

Chase IHG One Rewards Premierカードは、プレミアムカードとして非常に高い還元率を誇ります。

カテゴリ別還元率

カテゴリ還元率
IHGホテル最大26倍ポイント
旅行(航空券・ホテル全般)5倍ポイント
ガソリンスタンド5倍ポイント
レストラン(テイクアウト・デリバリー含む)5倍ポイント
その他すべての購入3倍ポイント

IHGホテルで最大26倍の内訳

IHGホテルで最大26倍のポイントが貯まる仕組みは以下の通りです。

  • カード利用:10倍ポイント
  • IHG One Rewards会員:最大10倍ポイント
  • Platinum Eliteステータス:6倍ポイント

つまり、IHGホテルに100ドル宿泊すると、最大2,600ポイント獲得できます。

これは、約1泊分の無料宿泊に相当する価値です。

日常生活でも超高還元

このカードの大きな魅力は、旅行、レストラン、ガソリンで5倍という超高還元が得られることです。

さらに、その他すべての購入でも3倍ポイントが貯まるため、メインカードとして使うだけで驚くほどポイントが積み上がります。

例えば、月々の支出が以下だとします:

  • 旅行:200ドル → 1,000ポイント
  • レストラン:400ドル → 2,000ポイント
  • ガソリン:150ドル → 750ポイント
  • その他:750ドル × 3倍 → 2,250ポイント

合計:月6,000ポイント、年間72,000ポイント

これだけで、年間3〜4泊分の無料宿泊に相当するポイントが貯まる計算になります。

IHG One Rewardsポイントの使い道

貯まったIHG One Rewardsポイントは、世界6,000以上のIHG系列ホテルで利用できます。

主な使い道

  • 無料宿泊:IHG系列ホテルでのポイント宿泊
  • ポイント+現金:ポイントと現金を組み合わせた予約
  • 客室アップグレード:より上級の部屋へアップグレード
  • ギフトカード交換:Amazon、Starbucksなどのギフトカード
  • 航空マイル移行:United、Southwest、British Airwaysなど(移行レートは不利なため非推奨)

ポイント価値を最大化する方法

IHGポイントは、宿泊に使用する際に最も価値が高くなります。

1ポイントあたり0.5〜0.7セント程度の価値が一般的ですが、高級ホテルや繁忙期に予約すると、1ポイント=1セント以上の価値を得られることもあります。

私は以前、ハワイのHoliday Inn(通常1泊$350)に35,000ポイントで宿泊しました。

この場合、1ポイント=約1セントの価値となり、非常にお得でした。

ポイント有効期限

IHG One Rewardsポイントは、最後のアクティビティから12か月間有効です。

つまり、カードを使い続けている限り、ポイントが失効することはありません。

Platinum EliteとDiamond Eliteステータス

Chase IHG One Rewards Premierカードの大きな魅力の一つが、エリートステータス特典です。

Platinum Eliteステータス(自動付与)

カードを保有しているだけで、IHG One RewardsのPlatinum Eliteステータスが自動的に付与されます。

これは、通常なら年間40泊以上しなければ獲得できないステータスです。

Platinum Elite会員の主な特典は以下の通りです。

  • 宿泊時のボーナスポイント:60%アップ
  • 客室アップグレード:空室状況による(プレミアムルームまで)
  • レイトチェックアウト:午後2時まで(空室状況による)
  • ポイント獲得保証:1泊につき最低1,500ポイント
  • ウェルカムアメニティ:ウェルカムドリンクまたはポイント(Holiday Inn Expressで500ポイント、ANAクラウンプラザで600ポイントなど)
  • 完全無料インターネット
  • 電話予約手数料免除

年会費$99でPlatinum Eliteステータスが自動付与されるのは、非常に価値が高いです。

私はこのステータスのおかげで、何度も無料で客室アップグレードを受けられました。

Diamond Eliteステータス(年間40,000ドル利用)

年間40,000ドル以上カードを利用すると、翌年12月31日までDiamond Eliteステータスにアップグレードされます。

これは、IHGの最上位エリートステータスで、通常なら年間70泊以上が必要です。

Diamond Elite会員の特典は以下の通りです。

  • 宿泊時のボーナスポイント:100%アップ(通常の2倍)
  • 客室アップグレード:スイートを含む全カテゴリ(空室状況による)
  • レイトチェックアウト:午後2時まで(空室状況による)
  • ポイント獲得保証:1泊につき最低2,000ポイント
  • ウェルカムアメニティ:無料朝食、ウェルカムドリンク、またはポイントから選択(ホテルブランドによる)
  • 完全無料インターネット
  • 48時間前予約保証

年間40,000ドルの利用は月々約3,333ドルの支出となり、家族の生活費やビジネス経費をこのカードに集約すれば、十分達成可能な金額です。

Diamond Eliteになると、スイートへのアップグレードや無料朝食など、さらに価値の高い特典が受けられます。

4泊目無料特典の活用方法

Chase IHG One Rewards Premierカードには、「4泊目無料特典」という非常にお得な特典があります。

これは、ポイントを使用して宿泊予約する際、連続4泊以上予約すると、4泊目が無料になる特典です。

4泊目無料特典の仕組み

例えば、1泊30,000ポイントのホテルに4泊する場合、通常なら120,000ポイント必要です。

しかし、この特典を利用すると、90,000ポイント(3泊分)で4泊できます。

つまり、実質25%割引で宿泊できることになります。

活用例

この特典は、長期滞在や家族旅行で特に威力を発揮します。

例えば、以下のようなシーンで活用できます。

  • 夏休みの家族旅行で4〜5泊の滞在
  • ビジネス出張で週単位の滞在
  • ワーケーションでの長期滞在
  • アメリカ国内の都市観光

入会ボーナスの140,000ポイントと組み合わせれば、無料で5〜7泊の旅行を楽しめます。

年間ボーナス特典

Chase IHG One Rewards Premierカードには、年間利用額に応じたボーナス特典もあります。

年間20,000ドル利用で10,000ボーナスポイント

カード発行日から1年間で20,000ドル以上利用すると、10,000ボーナスポイントが付与されます。

月々約1,667ドルの利用で達成できるため、メインカードとして使えば十分達成可能です。

10,000ポイントは、Holiday Inn系列で約1泊分程度の価値があります。

ポイント購入時20%割引

このカードを使ってIHGポイントを購入すると、20%の割引が適用されます。

通常、IHGポイントは1,000ポイント=12.50ドルで購入できますが、このカードを使えば1,000ポイント=10ドルで購入可能です。

特定のホテルや日程で、ポイント購入+ポイント宿泊の方が現金払いより安くなるケースもあります。

旅行保険と各種プロテクション

Chase IHG One Rewards Premierカードには、年会費$99とは思えないほど充実した旅行保険と特典が付帯します。

Global Entry / TSA PreCheck / NEXUSクレジット

このカードの非常に価値が高い特典の一つが、Global Entry、TSA PreCheck、またはNEXUSの申請費用クレジットです。

  • 補償額:最大120ドル
  • 頻度:4年ごと
  • 対象:Global Entry、TSA PreCheck、またはNEXUSの申請費用

Global Entryの申請費用は通常100ドル(5年間有効)、TSA PreCheckは78ドル(5年間有効)です。

空港での保安検査を迅速に通過できるため、頻繁に旅行する方には非常に便利な特典です。

この特典だけでも、年会費$99の大部分を相殺できます。

United Airlines TravelBank Cash

毎年最大50ドルのUnited TravelBank Cashが付与されます。

  • 金額:年間最大50ドル
  • 条件:IHG One Rewards Premier Credit CardをMileagePlusアカウントに登録
  • 使い道:United航空券の購入に利用可能

United航空をよく利用する方には、追加で年会費の約半分を相殺できる価値があります。

Trip Cancellation & Interruption Insurance(旅行キャンセル・中断保険)

旅行代金をこのカードで支払った場合、以下の補償が受けられます。

  • 補償額:最大5,000ドル/人、10,000ドル/旅行
  • 対象:病気、怪我、悪天候などによる旅行のキャンセルまたは中断

例えば、家族で予約した旅行が突然の病気でキャンセルになった場合、前払いした旅行費用が補償されます。

Baggage Delay Insurance(手荷物遅延保険)

  • 補償額:最大100ドル/日、最大3日間
  • 条件:手荷物が6時間以上遅延した場合
  • 対象:衣類、トイレタリー用品など必需品の購入費用

手荷物が遅延して急遽衣類や日用品を購入した場合、その費用が補償されます。

Lost Luggage Reimbursement(紛失手荷物補償)

  • 補償額:最大3,000ドル/人
  • 対象:旅行中に手荷物が紛失、損傷、盗難に遭った場合

Purchase Protection(購入保護)

  • 補償額:最大500ドル/アイテム、年間50,000ドルまで
  • 期間:購入後120日以内
  • 対象:このカードで購入した商品の損傷・盗難

新しく購入した電子機器やバッグなどが破損・盗難にあった場合、補償されます。

海外取引手数料無料

海外での買い物や、外貨建ての決済でも追加手数料は一切かかりません。

多くのクレジットカードでは3%程度の海外取引手数料がかかるため、これは非常に優れた特典です。

※補償内容の詳細や条件は、公式のTerms & Conditionsをご確認ください。

他カードとの比較

Chase IHG One Rewards Premierカードと、他の人気ホテルカードを比較してみましょう。

Chase IHG Premier vs Chase IHG Traveler

比較項目 IHG Premier IHG Traveler
年会費 99ドル 0ドル
入会ボーナス 140,000ポイント 80,000ポイント
無料宿泊特典 毎年1泊(40,000ポイントまで) なし
IHGホテル還元率 最大26倍 最大17倍
日常カテゴリ還元率 5倍(旅行・レストラン・ガソリン) 3倍(レストラン・ガソリン)
その他購入 3倍 2倍
エリートステータス Platinum自動、Diamond条件付き Silver自動、Gold条件付き
4泊目無料特典 あり あり
年間ボーナス 20,000ドル利用で10,000ポイント 10,000ドル利用で10,000ポイント
おすすめの人 IHGを年1回以上利用・高還元重視 年会費無料派・IHG初心者

どちらを選ぶべき?

年間1回以上IHGホテルに宿泊するなら、Premierカードの方が圧倒的にお得です。

Anniversary Free Nightだけで年会費$99以上の価値があり、さらに高い還元率とPlatinum Eliteステータスも付帯します。

一方、「まずはお試しで」「年会費は絶対に払いたくない」という方は、Travelerカードから始めるのも良い選択です。

私のおすすめは、まずPremierカードを取得し、入会ボーナスと無料宿泊特典を最大限活用することです。

他のホテルカードとの比較

比較項目 Chase IHG Premier Marriott Bonvoy Boundless Hilton Honors Surpass
年会費 99ドル 95ドル 150ドル
入会ボーナス 140,000 IHGポイント 75,000 Bonvoyポイント 150,000 Hiltonポイント
無料宿泊特典 毎年1泊(40,000ポイント) 毎年1泊(50,000ポイント) なし(Weekend Night Rewardは条件付き)
ホテル還元率 最大26倍 6倍 12倍
日常還元率 5倍(旅行・レストラン・ガソリン) 2倍 6倍(スーパー・レストラン・ガソリン)
エリートステータス Platinum Silver Gold
おすすめの人 IHG派・日常生活で高還元重視 Marriott派 Hilton派・食費重視

Chase IHG Premierの強み

他のホテルカードと比較して、IHG Premierカードの最大の強みは以下の点です:

  • 旅行・レストラン・ガソリンで5倍という超高還元率
  • その他すべての購入でも3倍(他のホテルカードより高い)
  • 年会費$99で毎年無料宿泊が手に入る
  • Platinum Eliteステータスが自動付与される
  • 4泊目無料特典で長期滞在がお得
  • Global Entry/TSA PreCheckクレジット($120、4年ごと)
  • United TravelBank Cash(年間$50)

特に、すべてのカテゴリで高還元率のため、IHGに泊まらない月でも自然とポイントが貯まっていきます。

メリットとデメリット

Chase IHG One Rewards Premierカードの長所と短所を整理します。

メリット

  • 毎年の無料宿泊特典:年会費$99で毎年1泊無料(実質年会費以上の価値)
  • 超高還元率:旅行・レストラン・ガソリンで5倍、その他すべて3倍
  • 高い入会ボーナス:140,000ポイント(約700〜980ドル相当)
  • Platinum Eliteステータス自動付与:通常なら年間40泊必要なステータス
  • IHGホテルで超高還元:最大26倍ポイント
  • 4泊目無料特典:長期滞在で実質25%割引
  • Global Entry/TSA PreCheckクレジット:$120(4年ごと)
  • United TravelBank Cash:年間最大$50
  • 年間ボーナス:20,000ドル利用で$100クレジット+10,000ポイント
  • 充実した旅行保険:年会費$99とは思えない補償内容
  • 海外取引手数料無料:海外旅行・海外サイトでの買い物でも手数料なし
  • ポイント有効期限が実質無期限:カード利用を続ける限り失効しない
  • Diamond Elite取得可能:年間40,000ドル利用で最上位ステータス

デメリット

  • 年会費がかかる:$99(ただし無料宿泊特典で相殺可能)
  • IHG以外のホテルでは特典なし:Marriott、Hilton、Hyattなどでは通常還元のみ
  • Chase 5/24ルールの対象:過去24か月に5枚以上カード開設していると審査落ちの可能性
  • 空港ラウンジアクセスなし:Priority Passなどのラウンジ特典はない
  • 航空マイル移行レートが不利:IHGポイントを航空マイルに移行するのは非効率
  • IHGホテルの分布:地域によってはIHGホテルが少ない場所もある
  • 家族カード有料:追加カードは$50/年(Travelerは無料)

審査基準とクレジットスコア

Chase IHG One Rewards Premierカードの審査基準について解説します。

必要なクレジットスコア

このカードの審査通過には、FICO 680以上が目安とされています。

Travelerカード(年会費無料版)よりもやや高めのスコアが求められる傾向にあります。

クレジットヒストリーが1年以上あれば申し込み可能です。

Chase 5/24ルールとは

Chaseには「5/24ルール」という独自の審査基準があります。

これは、過去24か月以内に5枚以上のクレジットカード(Chase以外も含む)を開設していると、Chaseカードの審査に通りにくくなるというルールです。

5/24ルールに引っかかっている場合、まずは既存カードを整理してから申し込むことをおすすめします。

審査通過のポイント

  • クレジットスコアFICO 680以上を維持する
  • 過去24か月のカード開設枚数を4枚以下にする
  • 既存のChaseカードで良好な支払い履歴を作る
  • 年収に対して無理のない与信額を申請する
  • Chase銀行口座を持っていると承認されやすい傾向がある

こんな人におすすめ

Chase IHG One Rewards Premierカードは、以下のような方に特におすすめです。

✅ おすすめできる人

  • 年1回以上IHGホテルに泊まる人:無料宿泊特典だけで年会費以上の価値
  • IHGホテルをよく利用する人:最大26倍の超高還元率が魅力
  • 長期滞在が多い人:4泊目無料特典で大きく節約できる
  • 旅行・レストラン・ガソリンの支出が多い人:5倍ポイントが自動的に貯まる
  • メインカードとして高還元を求める人:すべての購入で最低3倍
  • エリートステータスが欲しい人:Platinum Elite自動付与は非常に価値が高い
  • Global Entry/TSA PreCheckを申請予定の人:$120クレジットで申請費用が実質無料
  • United航空をよく利用する人:年間$50のTravelBank Cashが便利
  • 海外旅行によく行く人:海外取引手数料無料と旅行保険が便利
  • 駐在員・留学生:米国での生活費支払いで効率的にポイントが貯まる
  • Travelerカードからのアップグレードを検討している人:年会費以上の価値が確実

❌ あまりおすすめできない人

  • IHGホテルをほとんど利用しない人:無料宿泊特典を使わないなら年会費が無駄
  • 年会費を絶対に払いたくない人:Travelerカード(年会費無料)の方が向いている
  • Marriott・Hilton派の人:それぞれのブランド公式カードの方が良い
  • 航空マイルを貯めたい人:IHGポイントの航空マイル移行は非効率
  • 既に5/24ルールに引っかかっている人:審査通過が難しい
  • 空港ラウンジアクセスを重視する人:このカードにラウンジ特典はない

よくある質問

Q. 年会費は本当に回収できますか?

A. はい、非常に簡単に回収できます。

Anniversary Free Night(平均$150相当)に加えて、Global Entry/TSA PreCheckクレジット(4年で$120、年換算$30)、United TravelBank Cash(年間$50)を活用すれば、年間約$230の価値があります。

つまり、年会費$99を支払っても、実質的には$130以上のプラスになります。

さらに、年間$20,000利用すれば$100クレジット+10,000ポイントも獲得できます。

Q. Anniversary Free Nightはいつ付与されますか?

A. カード開設記念日(毎年)に自動的に付与されます。

有効期限は付与から12か月間なので、計画的に使えます。

Q. Travelerカードとの大きな違いは何ですか?

A. 主な違いは以下の3点です:

  • 毎年の無料宿泊特典(Premierのみ)
  • Platinum Eliteステータス自動付与(Premierはより上位)
  • 日常還元率(Premierは5倍、Travelerは3倍)

年1回以上IHGに泊まるなら、Premierの方が圧倒的にお得です。

Q. 家族カードの年会費はいくらですか?

A. 家族カード(Authorized User)は$50/年です。

Travelerカードの家族カードは無料なので、この点はTravelerの方が有利です。

Q. ポイントの有効期限はありますか?

A. 最後のアクティビティから12か月間有効です。

カードを使い続けている限り、ポイントは失効しません。

Q. 4泊目無料特典は毎回使えますか?

A. はい、ポイント宿泊で連続4泊以上予約する場合、毎回この特典を利用できます。

利用回数に制限はありません。

Q. Diamond Eliteステータスはどのくらい価値がありますか?

A. Diamond Eliteになると、スイートへのアップグレード、無料朝食、ボーナスポイント2倍など、非常に充実した特典が受けられます。

年間40,000ドルの利用(月約3,333ドル)で達成可能です。

家族の生活費やビジネス経費をこのカードに集約すれば、十分達成できる金額です。

Q. Chase 5/24ルールとは何ですか?

A. 過去24か月以内に5枚以上のクレジットカードを開設していると、Chaseカードの審査に通りにくくなるルールです。

このカードも5/24ルールの対象です。

Q. IHGポイントを航空マイルに交換できますか?

A. 可能ですが、交換レートが悪いためおすすめしません。

IHGポイントはホテル宿泊に使うのが最も価値が高い使い道です。

Q. 海外旅行保険は自動付帯ですか?

A. いいえ、旅行代金をこのカードで支払った場合に適用される「利用付帯」です。

航空券やホテル代をカードで支払えば保険が有効になります。

Q. IHGホテルの予約は公式サイトで行う必要がありますか?

A. ポイント宿泊やAnniversary Free Nightを使う場合は、IHG公式サイトまたはアプリから予約する必要があります。

第三者サイト(Expedia、Booking.comなど)では、エリート特典やポイント加算が受けられないことがあります。

申し込み方法と注意点

Chase IHG One Rewards Premierカードへの申し込み方法を解説します。

申し込み前の準備

  1. クレジットスコアを確認:FICO 680以上が目安
  2. 過去24か月のカード開設枚数を確認:5/24ルール対策
  3. IHG One Rewardsアカウントを作成:事前に作成しておくとスムーズ
  4. 個人情報を準備:住所、年収、SSN(Social Security Number)など

申し込みの流れ

  1. Chase公式サイトまたは紹介リンクから申し込みページへアクセス
  2. 個人情報を入力(氏名、住所、年収、SSNなど)
  3. IHG One Rewards会員番号を入力(既にアカウントを持っている場合)
  4. 申し込み送信
  5. 審査結果を待つ(即時承認〜数日かかる場合も)

申し込み時の注意点

  • 紹介リンクを活用:紹介リンク経由だと、さらにボーナスポイントが付く場合があります
  • 正確な情報を入力:年収や住所の虚偽申告は審査落ちの原因になります
  • 5/24ルールを確認:過去24か月のカード開設枚数が5枚以上なら、しばらく待ってから申し込む
  • 入会ボーナス条件を確認:3か月以内に3,000ドル利用が必要です
  • 年会費は初年度から発生:$99は最初から請求されます

まとめ

Chase IHG One Rewards Premierカードは、年会費$99で毎年の無料宿泊特典が手に入る、非常にコストパフォーマンスの高いホテルカードです。

Anniversary Free Nightだけでも年会費以上の価値がありますし、Platinum Eliteステータスの自動付与、旅行・レストラン・ガソリンで5倍という超高還元率、Global Entry/TSA PreCheckクレジット($120)、United TravelBank Cash(年間$50)、充実した旅行保険など、年会費$99とは思えない特典が満載です。

特に、旅行・レストラン・ガソリンで5倍、その他すべての購入でも3倍ポイントが貯まるため、IHGホテルを利用しない月でも、日常生活で自然とポイントが積み上がっていきます。

入会ボーナス140,000ポイント(約700〜980ドル相当)と組み合わせれば、初年度から大きな価値を得られます。

年間1回以上IHGホテルに宿泊する方、日常生活で高還元率を求める方、エリートステータスが欲しい方には、最初の1枚として非常におすすめできるカードです。

一方、IHGホテルをほとんど利用しない方や、年会費を絶対に払いたくない方には、年会費無料のTravelerカードの方が向いています。

また、Marriott・Hilton派の方には、それぞれのブランド公式カードの方が良い選択となります。

自分の旅行スタイルや、よく利用するホテルブランドに合わせて、最適なカードを選んでくださいね。

年会費以上の価値を確実に得られるカードとして、ぜひこの機会にご検討ください。

以上、少しでも参考になれば幸いです。

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