こんにちは、米国クレカ研究所のレオです。
今回は、クレジットカードの審査に通るコツについて、申し込み前に知っておくべきことをまとめた完全ガイドをお届けします。
「審査に通らない理由が分からない」「申し込む前に何をすればいい?」「落ちたあとどうすればいい?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、実際の申請経験と公式情報に基づき、審査の仕組みから申込前の準備・審査に通りやすくするコツ・落ちた場合の対処までを解説します。
本記事は、信頼できる情報源および実際の申請経験に基づいて執筆しています。
クレジットカード審査の仕組み
審査に通るコツを押さえるには、まず審査がどのように行われるかを理解することが大切です。
ハードプルとソフトプルの違い
カードを申し込むと、カード会社はあなたのクレジットレポートを参照します。
この「参照」には2種類あります。
- ハードプル(Hard Pull):新規カード申請時に発生する照会。クレジットレポートに記録され、一時的にスコアが数点〜十数点下がることがある。複数回のハードプルは「新規信用を求めている」と見なされ、審査に影響する場合がある。
- ソフトプル(Soft Pull):自分でスコアを確認するときや、カード会社が事前審査(Pre-qualification)で参照するときなどに発生。レポートに申請として残らず、スコアへの影響はほぼない。
本気で申し込むカードだけにハードプルが発生するよう、申込前の準備とカード選びをすることが大切です。
審査で見られる主な要素
カード会社は、おもに次のような情報を総合して審査します。
- クレジットスコア(FICO等):支払い履歴・利用率・ヒストリーの長さ・新規信用・クレジットミックスなどから算出される
- 年収・雇用形態:返済能力の目安として参照される(カードにより重視度は異なる)
- 既存の借入・利用状況:他社カードの利用限度額に対する残高(利用率)や、ローン残高
- 申請履歴:直近の申込回数や、Chaseの場合は5/24ルールに該当するかどうか
審査に通るためには、クレジットスコアを上げることと、申込前の準備の両方が重要です。
審査に通るために必要なクレジットスコア・収入の目安
「どのくらいのスコアと収入があれば通るか」はカードによって異なりますが、目安を押さえておくと申し込むカードを選びやすくなります。
クレジットスコアの目安
一般的な目安は以下のとおりです(FICOスコアを前提としています)。
| カードの種類 | スコアの目安 |
|---|---|
| 年会費無料・初心者向けカード | 650〜680以上 |
| プレミアムカード(Chase Sapphire Preferred、Amex Gold等) | 700〜720以上 |
| 最高級カード(Chase Sapphire Reserve、Amex Platinum等) | 720〜750以上 |
あくまで目安であり、スコアが足りていても他要素(5/24・収入・他社との取引等)で落ちることはあります。
逆に、スコアがやや低くても、既存顧客や収入・雇用で通る場合もあります。
スコアを上げる具体的な方法は、クレジットスコアを上げる方法の記事で詳しく解説しています。
収入の目安
収入は「返済能力」の参考として見られます。
カード会社は具体的な最低年収を公表していないことが多いですが、安定した収入があること・申込書に書く内容が他情報と矛盾しないことが重要です。
学生や主婦・主夫の場合は、パートナーや家族からの生活費支援を「収入」として申告できる場合があります(カード会社の規定を確認してください)。
申し込み前に確認すべきこと
申し込む前に、以下の項目を確認しておくと、無駄なハードプルを減らし、審査に通る可能性を高められます。
Chaseカードを狙う場合:5/24ルールの確認
Chaseカードを申し込む場合は、まず5/24ルールを確認してください。
過去24か月以内に、個人名義で5枚以上のクレジットカードを開設していると、Chaseの審査でほぼ通らないとされています。
5/24の数え方・対象カード・確認方法は、Chase 5/24ルール完全解説で詳しく説明しています。
5/24に余裕があるうちにChase Sapphire Preferredなど欲しいChaseカードを優先して申し込む戦略は、5/24ルールを考慮したカード取得戦略完全ガイドを参考にしてください。
申込情報の正確性
氏名・住所・SSN・年収・雇用先などは、クレジットレポートや税務情報と一致させるようにしてください。
誤記や大幅な食い違いがあると、審査で疑われたり、却下されたりする要因になります。
クレジット利用率を下げておく
審査時点での利用残高が低いほど(利用率が低いほど)、スコアと審査に有利に働くことが多いです。
申込の前には、可能な範囲で残高を返済し、利用率を30%以下、できれば10%以下にしておくことをおすすめします。
申請間隔
短い間に何枚も申し込むと、ハードプルが増え、審査に通りにくくなることがあります。
クレジットカード申請のタイミング完全ガイドも参考に、前回の申請から数か月あけてから次のカードに申し込むと安心です。
審査に通りやすくするコツ
上記の「申込前の確認」に加えて、次のような心がけで審査に通りやすくすることができます。
自分に合ったカードを選ぶ
スコアやヒストリーの長さに合っていないカードに申し込むと、落ちるリスクが高まります。
初めてのカードやスコアがまだ伸びていない場合は、米国クレジットカード初心者完全ガイドで、最初の1枚の選び方やセキュアカード・JAL/ANA USAカードなどの選択肢を確認してください。
ある程度ヒストリーができたら、Chase Sapphire Preferredのような旅行特化カードを検討する流れが一般的です。
既存の銀行・カード会社を活用する
すでにチェッキング口座や他カードを保有している発行体に申し込むと、取引履歴がある分、審査で有利に働くことがあります。
Chaseの口座を持っている場合はChaseカード、Amexをすでに持っている場合はAmexの2枚目、といった選び方です。
情報は正確に・漏れなく記入する
年収は、ボーナスや副業を含めた年換算で、証明できる範囲で正確に記入します。
住所は、公共料金や銀行の書類と同じ表記にそろえると、本人確認や審査でスムーズです。
審査に落ちた場合の対処と再申請
審査に通らなかった場合でも、あきらめずに対処と次の準備をすることが大切です。
却下理由を確認する
カード会社から送られる却下通知(Adverse Action Notice)には、主な理由が記載されていることがあります。
「クレジットスコアが足りない」「収入が不十分」「開設済みカードが多すぎる」などの理由が分かれば、次に何を改善すべきかが明確になります。
リコンシダレーション(再検討)を申し立てる
「本当は通る条件だったのでは?」と思う場合は、カード会社にリコンシダレーション(Reconsideration)を申し立てることができます。
電話で「先日の申請が却下された。再検討してほしい」と伝え、追加で説明できること(収入の内訳・他社での良好な利用状況など)があれば伝えます。
必ずしも結果が覆るわけではありませんが、一度の却下で終わりではないと知っておくとよいです。
再申請のタイミング
同じカードにすぐ再申請しても、状況が変わっていなければまた落ちる可能性が高いです。
スコアを上げる・利用率を下げる・数か月あけるなど、改善してから再申請することをおすすめします。
目安として、前回の申請から6か月以上あけると、新規申請として再度評価されやすくなります。
申し込み前チェックリスト
審査に通る準備ができているか、次のチェックリストで確認してみてください。
- クレジットスコアを確認したか(目安以上か)
- クレジット利用率を下げたか(30%以下、できれば10%以下)
- Chaseカードを狙う場合、5/24ルールを確認したか
- 氏名・住所・SSN・年収など、申込情報は正確か
- 自分のスコア・ヒストリーに合ったカードを選んでいるか
- 直近で他社に多数申請していないか(申請間隔は空いているか)
すべてに自信が持てたら、Chase Sapphire Preferredに申し込むなど、目的に合ったカードへの申請を検討してください。
よくある質問
Q. 審査はどれくらいで結果が出ますか?
A. 即日承認されることもあれば、数日〜1〜2週間かかることもあります。「審査中」の連絡が来た場合は、追加書類の提出に応じると通る場合があります。
Q. ハードプルは何回までなら大丈夫ですか?
A. 明確な回数の基準はありませんが、短い間に何度もハードプルが増えるとスコアが下がり、審査にも不利になりがちです。必要最小限の申し込みにし、間隔を空けることがおすすめです。
Q. 収入が少なくても通るカードはありますか?
A. 年会費無料の初心者向けカードやセキュアカードは、収入が少なくても審査に通りやすい傾向があります。まずは初心者完全ガイドで自分に合った1枚を選んでください。
Q. Chaseにしかない5/24ルールとは?
A. 過去24か月に個人名義で5枚以上カードを開設していると、Chaseの審査に通りにくくなる非公式ルールです。詳しくはChase 5/24ルール完全解説をご覧ください。
まとめ
クレジットカードの審査に通るには、審査の仕組みの理解・スコアと収入の目安・申込前の準備・自分に合ったカード選びが重要です。
ハードプルとソフトプルの違いを理解し、5/24ルール(Chaseを狙う場合)やクレジット利用率を確認したうえで、正確な情報で申し込むことで、通る可能性を高められます。
落ちた場合は却下理由を確認し、スコア改善や申請間隔を考えてから再申請を検討してください。
まずはクレジットスコアを上げる方法と初心者完全ガイドで土台を固め、そのうえでChase Sapphire Preferredなど目的に合ったカードの申請を検討してみてください。
以上、少しでも参考になれば幸いです。
